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2010年2月8日月曜日

ロケットストーブWS終了しました縲怐I

阿蘇郡高森町尾下のメリーモントでのロケットストーブWS vol.01の報告です。
今回のWSは、誰でも作れて、近くで調達できる素材で、熱効率の良いストーブ作りが目標。
2日間、延べ14名の参加で本体部分まで完成しました。

薪ストーブのパーマカルチャーデザイン
多機能性暖房・ホットベンチ・調理・温床の熱源と一石四鳥のストーブを目指す。
ゾーンによるストーブの配置  冬場は生活の中心、利用頻度が高い、

今回のストーブの設置場所は、標高800mの場所、南九州とは言っても冬はマイナス10度になるところで、冬場の暖房はみんなが集まって暖をとったり、調理したりできる場所の設置がいい。


■施主さんからのヒアリング
【ストーブ設置の目的】
 温室内での育苗および付随する居室部分の暖房。

【建物の特徴】
 丸太と板材を使用した大きさ4×5mの平屋。内壁により南北の2部屋に分かれている。南半分は温室で夏野菜の育苗が主目的のスペース。温室部分の屋根はアクリル板を使用。真冬でも晴天時には15℃程度まで温まるが、夜間や曇りの日には気温の上昇はほとんど認められない。北半分は2段ベッドの居室。来客時には宿泊室として使用。板壁の中には藁を断熱素材として詰め込んでいるものの、建物全体としての断熱性能は低い。屋根は土がのせてあり、夏季の遮熱性能は高い。なお、冬季の外気温はマイナス10℃縲怎vラス10℃。

【ストーブに求められる機能】
1育苗用熱源:夏野菜、特にトマトの育苗に必要な温度は発芽までの数日間(2月中旬)、20から30℃をキープ、発芽後は最低温度10℃を切らないようにキープしたい。ということで、比較的安定した温度を維持することが大切。ストーブから出した煙突はまず育苗BOXを温める。
2居室部分の暖房:人が生活するのに快適な室内温度が理想。夜間の冷え込みは厳しく、冬季夜間の平均気温はマイナス5℃。そのなかで室内温度摂氏15℃以上を目標としたい。本体からの発熱で温められた空気が内壁上部かの隙間から自然対流で居室部分へ入る。
3調理用熱源:ストーブトップでの調理目的は現在のところやかんの水を沸騰させてお茶を飲むこと。それに出来上がった食品の温めなおし程度。それほど強い火力は必要でない。
4ホットベンチ:居室部分に設置予定。そこに集い過ごす人に快適な団欒のひとときを提供する。

【ストーブ材料と周辺資源の利用】
軽量コンクリートブロック(基礎)←廃材利用
コンクリートおよびモルタル(基礎と本体)、U字溝とレンガ(本体)←ホームセンターで購入
ドラム缶(本体)←ネットオークションなどでリサイクル品購入
粘土(本体外部)←近所の山から採掘
石(本体外部)←近所の川から採取
藁(本体外部)←自家用米の田んぼから
煙突←廃材利用


●野尻川へ、ロケットストーブの基礎に使う石を拾いに、基礎の石は蓄熱体としての役割もあります。
大きな石、小さな石、中間くらいの石を分けて持ち帰りました。
DSC09876.JPGDSC09875.JPGのサムネール画像


●基礎を河原の石とモルタルを使って作る。
DSC09874.JPG

●ドラム缶の加工、切断、塗料剥がし、<a href="http://www9.plala.or.jp/el-campo/" target="_blank" title="ログ工房 EL CAMPO">ログ工房 EL CAMPO</a>のSさんお疲れさまでした。ドラム缶の塗装剥がしは、最初グラインダーで落としていましたが、とても時間がかかることが分かり、ドラム缶の中で焚き火をして塗料を焼いて剥がすことになりました。
DSC09870.JPG

●100Lの内側のドラム缶、断熱材にはパーライトがベストですが、今回は灰を断熱材の代わりに利用、灰を詰めた後に粘土で蓋をする。
DSC09878.JPGDSC09880.JPG

●100Lのドラム缶の上に、200Lのドラム缶をかぶせます。100Lのドラム缶の中の煙突を勢いよく上がった火は200Lのドラム缶の内側を降りて、煙突から出て行きます。
DSC09882.JPG

●粘土に石灰を混ぜて水を加えて練ります。この後、ブルーシートの上へ広げて切り藁を混ぜて足で踏んでネリネリします。
DSC09893.JPG


●煙突の配管、煙の出るところを粘土で塞いだで、待ちに待った燃焼試験は大成功!
DSC09897.JPGDSC09898.JPG
DSC09902.JPGDSC09905.JPG

今回の作業はここまで、
今回は設置したのは、仮設の煙突です。今後、煙突からの排熱を利用するために、室内に配管して、育苗用ホットベンチ作成、憩いのデッキ作りなどをする予定です。Vol.02にご参加下さい!

DSC09913.JPG



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